保険の学習帳

ほけん薬剤師が保険やお金に関することを勉強していくブログ

うっかりに注意!定期保険の自動更新のメリット・デメリット

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定期保険は更新が必要なものがほとんどです。更新しないものに全期型の定期保険などがありますが、今は更新型が一般的となってます。(定期保険とはどんな保険か気になった人は下の記事を参考にしてください。)

hokenyakuzaisi.hatenablog.com 

30歳で保険に加入したとすると、保険期間10年の契約では40歳で保険契約は終了します。そのまま定期保険を継続したい場合は更新が必要なので、その時点での保険料を計算して再度契約しなおしますが、更新後の保険料は更新時の年齢が大きく影響するので、保険料は上がり負担が大きくなってしまいます

この更新が、自動で更新してしまう場合があるので注意しましょう!っていうのが今回のテーマです。

 

自動更新のお知らせ

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自動更新といっても、更新が近づいたらちゃんと保険会社から「自動更新のお知らせ」が届きます。もし更新をしないのであれば、保険期間の満了となるだいたい2週間前までに更新しない旨を保険会社に伝えなければいけません。(何日前までかは保険会社によって違うので要確認)郵送されてきた書類に返信すれば大丈夫です。更新希望ならそのまま何もしなくてOK。

 

自動更新のメリット

自動更新のメリットは手間が省けるだけだと思っていませんか?それ以外にもちゃんとメリットがあるんです。

保険に加入する際、自身の健康状態が考慮されて金額が決定する場合があります。血圧がコントロールされていなかったり、精神疾患がある場合などでは保険に加入できないことだってあります。こういった持病などを保険加入時にあらかじめ告知するのですが、自動更新の場合では改めて告知をする必要はありません。

自身の健康状態に関係なく更新できるので、健康状態に不安がある人にとっては非常に助かるシステムとなっています。

 

自動更新のデメリット

定期保険の自動更新のデメリットは、加入時よりも健康体になった場合でもそれが保険料に考慮されない点です。

保険料は年齢で決まる部分が大きいので、自動更新で保険料が高くなってしまうのは仕方ないと思います。しかし、健康体の場合だと割引される商品も多い定期保険なので、メタボだったのが運動して痩せた場合や、加入時たばこを吸っていたけど更新の時期には禁煙に成功していた場合など、年齢は上がっても以前より健康体になってることはあるはずです。その際に、この健康状態が考慮されないのはもったいないので、定期保険の自動更新システムがデメリットとなってしまいます。

健康状態が改善された人は保険を見直すのがいいですね。

 

最後に

クレジットカードやテレビの衛星放送など、自動更新されるものは身近にたくさんあります。しかし、そのほとんどが更新されたとしても金額が上がることはないと思います。

保険会社に届出している住所は今現在、生活をしている住所ですか?ポストは定期的にチェックしてますか?チラシに大事な書類が埋もれないようにしましょう!そもそも、今契約している保険は何か、その契約がいつまでか理解していますか?どれも大丈夫だろうと思っていても、意外と抜けている部分があるかもしれません。定期的に自動で金額が上がってしまう定期保険の更新には特に注意しましょう!

保険薬剤師なんていうかっこつけた名前必要だろうか?保険薬剤師と薬剤師の違い

初めまして、こんばんは。

父の日には自分が飲みたいビールを父へプレゼントしている、薬剤師のけんぞーです。

 

皆さん、保険薬剤師っていう名前?を聞いたことあるでしょうか。なんだか薬剤師の上位互換のような感じを受けますよね。

今回、最初の記事となりますが、自分のプロフィール的な意味も含めて保険薬剤師とは何か?についてお話ししたいと思います。

 

保険薬剤師について

保険薬剤師について簡単に説明します。

保険薬剤師とは、保険薬局で調剤を行う薬剤師のことをいいます。保険薬局は、健康保険制度に基づいて保険の適応を受けることができる薬局のことです。皆さんが病院にかかった後、薬をもらう場所がこれに該当します。健康保険を利用して3割負担などで支払いをしていますよね。

保険薬剤師ではないと、保険薬局で働いてはいけません。普通の”薬剤師”ではだめなんです。

皆さんが普段薬局で見かける薬剤師は、ほとんどが保険薬剤師ということになります。

 

保険薬剤師になるには?

保険薬剤師になるためには、まずは薬剤師国家試験に合格して薬剤師になる必要があります。

さらに、保険薬剤師の資格を取るために試験を受け・・・なくて大丈夫です。登録をするだけで保険薬剤師になれます。

病院内の調剤薬局や、調剤のないドラッグストアでは別ですが、薬局に薬剤師として入社した場合に薬剤師の業務を行うために、すぐ登録をするよう指示されると思います。

しかし、新入社員の場合、この登録がなかなか完了しないんです。4月1日入社だとして、だいたいGW後とかに登録が完了するかなっていう印象です。

それまでは薬剤師の業務をやってはいけないので、事務的な業務をすることになります。

この時期に筆者が身に着けた神技は、患者さんのカルテ(紙薬歴)を秒速で見つけて用意することです。ただ、今は電子薬歴になったのでこの神業は封印中です。

 

その他、保険薬剤師で注意すること

保険薬剤師で注意しなければいけないのは、例えばチェーン店で他の店舗(都道府県をまたぐ)に異動をしたときです。

同一都道府県内ならいいのですが、異動する店舗が都道府県をまたぐ場合は、その新しい都道府県で再度、保険薬剤師の登録が必要です。

ただし、応援などで一時的(主に従事する薬局よりも労働時間が短い)に他の都道府県で働く場合は登録は必要ありません。

 

まとめ

保険薬剤師について、ざーっと説明してきましたが、保険薬剤師っていう名前はほぼ浸透していませんね。なので、こんなかっこつけた名前は無くしていいんじゃないかって思います。なんなら登録薬剤師とかでよさそう。

これからは、保険のことを勉強している筆者みたいな人を保険薬剤師って呼びましょうか。なんてね。